weblio辞書のある例文で「主電源の供給の復帰後」を"after the recovery of the main power supply"と書かれてあるものがありました。
失った電源供給を回復して、正常な状態に回復するという意味合いなので、recoveryを使っても何ら問題なさそうですが、ネイティブスピーカーに聞いたところ、この使い方は不自然なようです。
"recovery"の意味は、「問題や困難な状況からの正常化/回復」、「無くなったものを取り戻す」という意味です。
「電源復帰」に、"power recovery"として使えそうに見えるのですがNGのようです。
では、"restore"(動詞)あるいは"restoration" (名詞)はどうでしょうか?
"power restoration"は、使えるようです。
但し、一般には停電からの復帰など規模の大きな表現にも使うようです。
もっと小規模な場合、たとえば計測器などに使う安定化電源の電源復帰などの場合には、
"power resupply" や "power reinstatement"が使えるようです。
なお、"resupply"は動詞もあるので、読み間違えされる可能性があることや、"reinstatement"は少々硬い単語という注意点があるということです。
ちなみに、weblio辞書には誤訳や不自然な例文が載っていることがわかりました。一番、まず英英辞典で単語の意味を調べ、海外の信頼できるサイトで実用例を参考にするのがベストプラクティスだと思います。